東京の「カフェバード・バス」から送ってもらった豆をひいていると、しましまAがすっ飛んできた。
しましまAは、本当にコーヒーが好きだ。
特に、バードバスのコーヒーが好きだ。
それには理由がある。
生後数日だったAを保護してくれたのは、バードバスの店主、Mちゃん。
Aのことは、もう私がもらい受けることになっていたのだが、諸事情あり、
二週間ほどはMちゃん宅で面倒を見てもらっていた。
当時、Mちゃんは自分でカフェを開く前で、都内のとあるカフェでアルバイトを
始めたところ。大忙しの身だった。
バイトで疲れて帰宅して小さなAにミルクをやり、夜中に起きてトイレの世話をし、
またミルクをやり、翌朝出勤する。
そう、子育ての一番大変な時期だった。
(Mちゃんがバイトに行っている昼間は、私と友人が交替で世話をした)
(ねずみじゃないのよー)
毎日毎日、コーヒーの香りを漂わせるMちゃんに、大事にだっこされて育った。
だからたぶんコーヒーは、お母さんの記憶なのだ。
9月25日が推定誕生日。
東京から遠く離れた南の島で、6歳を迎える。
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