長らくお待たせいたしました。
このたび、晴れて石垣市民になりました、西濱陽です。
シマ猫たちが、ほんとに島猫になりました。
ありがとうございます。
さてここまでに至る様々な経緯は、さらーっととばして
いや、説明なしかいっ。もとい、おいおいいろんな情報を織り交ぜてお伝えします。
石垣島への引っ越し、思いのほか意外な落とし穴がありましたねえ。
ええ、ありました。(遠い目)
そこで誰もが気になる「猫はどうやって運ぶねん」問題から。
もちろん空輸です。
シマシマAとBをそれぞれキャリーに入れまして、友人と二人で抱えて、
とにかく空港へ。
タクシーです。ここはケチらない!
と言うより、合わせて11キロをケージに入れて山手線に乗る元気はありません。
自前キャリーを使ったのですが、JALではレンタルもあるようです。
チェックインのあと、手荷物を預ける時に、猫らも預けます。
が、この日は夏休み初日!
カウンターは長蛇の列ではないか!
何でこんな日に引っ越しを決めただかーっと悔やんでも遅く、渦巻く物音と話し声に、猫らはすでに恐怖のど真ん中です。
シマシマA白黒は落ち着きなく動き、シマシマB茶色は、キャリーの中で固まったまま震え、
飼い主ももうとにかく全部やめにして、元の部屋に帰りたい気分……。
今回の引っ越し、ここが最大のクライマックスでした。
小一時間並んでとにかく預け終わり、カウンターで泣く泣くしばしのお別れをし、
名残を惜しんでいると、お姉さんに「大切にお預かりしますから」となだめられ、
もうこのあとは心配してもしょうがないし恥ずかしいからと、搭乗口へ向かうことに。
すると目の前に登場予定の機体が。
そこに搬入される荷物。

うちの子、あの中かしらー。
やがて離陸。
気をもみつつも疲れてるので、寝てるうちに着陸。
(のんきなんか、心配性なんかどっちやねん)
石垣空港。
到着の感激を味わうのも忘れ、誰よりも先に小走りで手荷物受け取り口へ向かう。
回って出てくるはず、あるか!!しばらくお待ちをと言われ、心配しながら友人と二人で待つ。
「まだかなあ」。
待つ身は長い。…すると、
ベルトコンベアの横のドアから出てきたっ!
網に巻かれてるぅ〜お姉さんが急いで解いてくれました。
再会!!
生きとった〜!!
もう石垣島の第一歩の空気を味わう余裕などいっさいなく、タクシーに一目散。
住所を告げて後部シートに乗り込み、膝の上にキャリーごと抱え込む。
そして、部屋に。
東京の自宅を出てから七時間ほどたってました。
近所の友人宅に先に送っておいたトイレとごはんのセット、
ちゃんとドアの前に届けておいてくださってました。
……Sさん本当にありがとう!!
しばらくは落ち着かない様子の猫らも、やがて水は飲みましたし、トイレも済ませました。
このあとまだまだ普通の様子に戻るには、何日もかかることになるのですが、
まあとにかく何とか無事に到着。

で、先日掲載の写真をあらためて見ると……
怒ってるわあ。
ごめんね、猫ら。